【妹島氏デザイン】西武鉄道が新型特急「LaView」を発表 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【妹島氏デザイン】西武鉄道が新型特急「LaView」を発表

 西武鉄道は29日、25年ぶりに新造する新型特急列車「Laview(ラビュー)」を発表した。デザインコンセプトや内・外装デザインは建築家の妹島和世氏が担当。新たなフラッグシップトレインとして2019年3月にデビューする。
 「いままでに見たことがない車両」をテーマに、美しさと心地よさを追求した新型特急車両。先頭には国内初の曲線半径1500mmの3次元曲面ガラスを採用し、客室窓は縦1350mm、横1580mmという大型窓ガラスを配した。エントランス床材には人造大理石を採用した。テキスタイルは安東陽子氏(安藤陽子デザイン)、照明デザインは豊久将三氏、デザインコーディネーションとグラフィックデザインは建築家の棚瀬純孝氏がそれぞれ担当した。

国内初の曲線半径1,500mmの3次元曲面ガラス

 後藤高志会長は、「西武グループ全体が新たな視点からイノベーションに挑戦するシンボルであり、これからの100年を象徴するデザイン」と強調。若林久社長は、「大勢の人に末永く親しんでもらいたい」と愛称を発表した。
 初めて鉄道車両のデザインを手掛けた妹島氏は、「みんながくつろげるリビングであり、沿線と一緒に風景をつくるようなデザインを目指した。走り出すのが待ち遠しい」とコンセプトを紹介。同社のイメージキャラクターを務める女優の土屋太鳳さんは、温かみがある黄色を基調とする内装デザインに「元気になるカラーで、わくわくしている」と期待を語った。

左から若林社長、妹島氏、土屋さん、後藤会長

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