【渋谷未来デザイン】「2019年度事業計画」を発表 産官学民チーム連携で スタジアム構想など推進 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【渋谷未来デザイン】「2019年度事業計画」を発表 産官学民チーム連携で スタジアム構想など推進

 東京都渋谷区の産官学民連携組織「渋谷未来デザイン」は12日、渋谷区のEDGEofで2019年度事業計画発表会を開いた。創業初年度の18年度に引き続き、▽代々木公園のスタジアム構想▽ササハタハツのエリアマネジメント--などを推進する。エリアマネジメントやパブリックスペース、ダイバーシティー・インクルージョンなど10の事業分野で、計29の事業を展開する計画だ。
 渋谷未来デザインは、渋谷区基本構想で示した将来像の実現に向け、調査研究、計画立案、実践の推進・支援を行う。
 スタジアム構想について、金山淳吾理事は「代々木公園のサッカーフィールドがあるB地区を中心としたエリアで、スタジアム拠点を整備する構想。行政や土地を所有する企業ではなく、渋谷未来デザインが住民と練り上げていく点が特徴だ。約10万人の賛同と過去7回のワークショップの成果を計画案として渋谷区や東京都に届けていく」と説明した。
 ササハタハツのエリアマネジメントは、区内の笹塚・幡ヶ谷・初台エリアが対象。玉川上水旧水路緑道や水道道路など公共空間を活用し、コミュニティーの活性化を目指す。プロジェクトデザイナーの後藤太一氏は、「行政とともに仕組みづくりを進めると同時に、民間の力を借りて活動が続く仕組みも目指す。日本では珍しい住宅地のすぐ横で、官民連携のエリアマネジメントを推進していく」と説明した。
 発表会の冒頭あいさつに立った長谷部健区長は、「手探りでスタートしたが、産官学民がチームとして連携し、着実に進んでいる」と成果を振り返った。

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