【国立現代建築資料館】明治期の官立教育施設展を開催 2/11まで | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【国立現代建築資料館】明治期の官立教育施設展を開催 2/11まで

 国立近現代建築資料館(東京都文京区)の開館5周年記念企画「明治期における官立高等教育施設の群像」が23日から始まった。明治150年に当たることし、明治初頭から大学令公布までの高等教育の実像を「旧制の専門学校、大学、高等学校などの実像を建築資料からさぐる」と題し、高等教育施設の形成過程などを建築資料で紹介している。会期は2019年2月11日まで。
 今回の企画展では、「専門学校と大学の誕生」「高等学校」「帝国大学」「高等専門学校」「建築教育」の各テーマに沿って、全国44カ所の機関から集めた貴重な図面や写真、模型、建築部材、書籍、アルバムなどが展示された。
 また、11月3日から5回にわたって藤森照信江戸東京博物館長や中川武明治村館長、石田潤一郎武庫川女子大客員教授、伊藤毅青山学院大教授らによるギャラリートークを開催する。
 監修した川向正人東京理科大名誉教授は、「建築資料の重要性が再認識される中、客観的、科学的、実証的に改めて建築資料を扱う唯一の国の機関としてアーカイブの重要性を訴えていきたい」と強調。実行委員長を務めた池上重康北海道大助教は、「2度と集めることができないであろう貴重な資料を見てほしい」と語った。

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