【工事の健全な推進を目指して】戸田建設が警察と協力体制 不当要求に対策 | 建設通信新聞Digital

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【工事の健全な推進を目指して】戸田建設が警察と協力体制 不当要求に対策

 戸田建設は26日、京都市のメルパルク京都で「京都七条ホテル計画」建設工事不当要求防止対策協議会の設立総会を開いた。同工事作業所の大庭功之作業所長が会長に就任した。
 同協議会は、戸田建設が設計・施工を担当する工事「(仮称)京都七条ホテル計画」において、不法・不当要求や誹謗中傷による健全な事業推進の妨害に対し、施工企業と警察、京都府暴力追放運動推進センターが協力体制を構築し、組織的に対処するため設立した。
 総会の冒頭、大庭会長は「工事の健全な推進と円滑な業務遂行、関係者の安全確保という目的を達成するため、皆さまのご協力をいただいて本日協議会を設立するに至った」とあいさつした。
 続いて、顧問を務める京都府暴力追放運動推進センターの濱川勝利専務理事は「反社会的勢力による不当要求行為や妨害行為には毅然とした態度で対応しなければならない。何かあれば、警察や当センターに早急にご相談いただきたい」と述べた。
 また、京都府下京警察署の坂根剛署長は支援団体を代表し「反社会的勢力に隙を見せないのが肝心。徹底的に排除するため、われわれも尽力するので、すぐに連絡してほしい」と話した。
 工事概要の説明後、京都府警察本部刑事部組織犯罪対策統括室組織犯罪対策第二課の櫨山亮一暴力団対策室長が講演し、事例や具体的な対処方法を説明、「不当要求には組織で対処するのが重要だ。何でも相談、連絡してほしい」と述べた。
 最後に、中務了夫朝日組代表が暴力団等排除宣言を読み上げた。
 同工事は8月1日に着工し、現在は基礎の掘削工事を進めている。規模は、RC造地下1階地上9階建て延べ1万6830㎡。客室数は472室。発注者はウィンチェスター特定目的会社。工期は2020年1月31日まで。建設地は京都市下京区七条間之町東入る材木町491ほか。

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