同協議会は、犠牲者ゼロなどの目標に向けた迅速かつ的確な避難行動を実施するため「みんなでタイムラインプロジェクト」を進めている。
その一環として、2017年9月1日の常総市小中学校一斉学校防災訓練では、大生、菅原、水海道、豊田、三妻の5小学校と鬼怒中学校の一人ひとりが、台風が発生してから川の水が氾濫(はんらん)するまでの備えをマイ・タイムラインとしてまとめた。
贈呈式で常総市の神達岳志市長は「マイ・タイムラインは日本で初の取り組みです。これが全国の子どもたちに広がり、子どもたちが防災にもっと目を向けていただくようになれば本当に頼もしい限りです」とあいさつした。
同事務所の里村真吾所長は、「隣の下妻市ではこの記録集を使って防災教育を始めようとしています。これがどんどん全国に広がればいいなということでまとめました」と語った。
その後、神達市長が記録集、里村所長が感謝状を各校の児童・生徒らに手渡した。
小中学生向けにつくったマイ・タイムライン教材『逃げキッド』は、4月以降、要望のある学校や自治会・町内会などに配布する予定だ。