【大阪市・くすりのまち】無電柱化まちづくりで景観の向上と災害時リスクの低減へ | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【大阪市・くすりのまち】無電柱化まちづくりで景観の向上と災害時リスクの低減へ

 大阪市と道修町まちづくり協議会(土屋裕弘会長)は、船場地区内にある道修町通(中央区道修町2および3)の無電柱化と道路整備事業について、相互協力することを目的とした基本確認書を締結した。御堂筋から堺筋までの500mを市が無電柱化し、道路整備も行う。2020年度の完成を予定している。

道修町通の無電柱化区間

 事業は市が船場地区内で取り組んでいる歴史・文化的まちなみ創出事業の一環。景観の向上と災害時リスクの低減を図り、江戸時代から「くすりのまち」として知られている同通の魅力をさらに発展させる。
 10月30日に市役所で開かれた調印式で吉村洋文市長は「官民連携でまちづくりを進めることができてうれしい。今後も道修町が愛されるよう、伝統あるまちなみ創出に努めたい」と今後の展開に期待を寄せた。

調印式で吉村市長(左)と土屋会長

 これを受け、土屋会長も「ほっとする空間づくりを進め、この地域に人が集まってくる場所にしたい」と語った。
 無電柱化に向けては、道路幅員の関係上、地上機器を含め、地下枡・管路を民地内に設置する。既に、沿道地権者からの承諾を得ている。

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