羽田みらい開発は10月31日、羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)の起工式を現地で開いた。京浜急行空港線・東京モノレール天空橋駅に直結し、羽田空港に至近の立地を生かした新産業創造・発信拠点として、総延べ12万㎡超の施設群が本格着工する。2020年にも先行施設を開業し、22年のグランドオープンを目指す。起工式には約190人が参加した。
鍬入れ式に先立ち長谷川明東京都副知事は、「区内のものづくり企業と一体となった国際産業拠点を形成する先端産業事業、“クールジャパン”発信拠点を形成する文化産業事業など、大田区が日本の玄関口でさらなる発展を遂げられるよう期待している」とあいさつした。
建設地は、東京都大田区羽田空港1・2丁目の一部の敷地約5.9ha。ラボや大規模オフィスからなる研究開発施設、先端医療研究センター、日本文化体験施設、水素ステーションなどで構成する。
設計施工は鹿島と大和ハウス工業が担当している。羽田みらい開発は、鹿島を代表とし空港施設、京浜急行電鉄、大和ハウス工業、東京モノレール、日本空港ビルデング、野村不動産パートナーズ、JR東日本、富士フイルムの計9社が出資する事業会社。