【羽田空港】HANEDA INNOVATION CITYオープン/新産業を創造・発信する拠点に | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【羽田空港】HANEDA INNOVATION CITYオープン/新産業を創造・発信する拠点に

外観


 鹿島など9社が出資する羽田みらい開発(東京都大田区、山口皓章社長)は、大田区と官民連携で開発を進める大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」(HICity)を16日にグランドオープンした。羽田空港に隣接する延べ13万㎡を超える建物に、研究開発施設・オフィス、先端医療センター、イベントホール、宿泊施設、日本文化体験施設、飲食施設など多彩な機能が集積し、新たなビジネスやイノベーション創出の拠点となる。

テープカット


 同日に開いた記念式典であいさつに立った山口社長は「われわれはイノベーションを通じて新産業を創造・発信する拠点を目指し、全力で取り組んできた。日本初のスマートエアポートシティーとして日本の未来をつくることにこれからも挑戦していきたい」と意気込んだ。

 続いて鈴木晶雅大田区長は「世界に誇れるイノベーションモデルを育てていくことが区に課せられた使命だ。エリア一帯のさらなる発展を通じ、国内産業の競争力強化に貢献していきたい」とあいさつした。

 来賓として出席した斉藤鉄夫国土交通相は「多様な機能が集約した未来志向の新たなまちの誕生を歓迎する」と祝辞を寄せた。小池百合子東京都知事は「日本の経済・産業・文化の発展を支え、国際競争力の強化に貢献することを期待する」と話した。その後、関係者がテープカットした。

 HICityは羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)として建設を進めてきた日本初のスマートエアポートシティー。「先端」「文化」を軸に、多様な用途・拠点を設ける。自動運転バスや自立走行ロボットの実証実験、屋内外での音楽ライブ、定期開催のイベントなど多彩なソフトの仕組みも備える。

 建設地は大田区羽田空港1-1-4の敷地約5.9ha。総延べ約13万㎡。設計施工は鹿島と大和ハウス工業が担当した。

 

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