土木学会(小林潔司会長)は12日、優れた土木に関する広報活動や作品を顕彰する「土木広報大賞2018」の表彰式を東京都新宿区の同学会講堂で開き、最優秀賞に輝いたフォーラム・シビル・コスモス(FCC、大阪市)の活動、「どぼくカフェ」など16件の栄誉をたたえた。
選考委員長を務めた田中里沙事業構想大学院大学学長は、「選考委員会として、受賞した16件は大変素晴らしい取り組みだと自信を持って言える。土木の新たな可能性を世の中のさまざまな方に接点を持って広げていける切り口を提示してくれた。受賞した皆さんは自信をもって一層の活動に取り組んでほしい」と講評した。
各賞の表彰に続き、最優秀賞のFCC、優秀賞を受賞した静岡県建設コンサルタンツ協会(静岡市)の「CON!CON!富士山の体積をはかる『アイデア』大募集!」、噂の土木応援チームデミーとマツ(福岡市)の「ワクワク土木土木(ドキドキ)デミーとマツの驚き土木体験イベント」の取り組みが発表された。
「どぼくカフェ」は、土木構造物を楽しむドボクマニアを講師に迎え、一般の人たちの目に触れるところで土木の面白さや楽しさを伝える場を提供していることなどが高く評価された。