【エアカーテンで快適に】大成ロテックが重機に蒸気軽減ファンユニットを導入 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【エアカーテンで快適に】大成ロテックが重機に蒸気軽減ファンユニットを導入

 大成ロテックは、関西支社関内で受注した阪神高速発注の「舗装補修工事(29-2-西)」に作業環境改善型グースフィニッシャーを導入した。現場のオペレーターの作業環境改善の取り組みの一環で、橋梁のグースアスファルト舗装に使用するグースフィニッシャーに蒸気軽減対策を施した。今後は適用機種を拡大し、汎用のアスファルトフィニッシャーへの導入も検討する。

上部に取り付けたファンユニットでエアカーテンを形成

 グースアスファルト舗装は橋梁の鋼床版に適用される舗装で、一般的なアスファルト舗装と比較して材料が高温で蒸気の発生も多い。従来は蒸気発生個所に吸引装置を取り付け、蒸気を強制的に排出することで作業環境を改善していた。
 同社は、さらなる対策としてグースフィニッシャーの運転席屋根にファンユニットを取り付け、運転席上部から運転席を囲むようにエアカーテンを形成することで、外部から蒸気の侵入を防止できるようにした。また、装置中央部からは電気集じん機を介してクリーンな空気を送風し、オペレーターへの蒸気の影響を軽減する。夏期の暑さ軽減対策としての活用も期待される。
 導入現場のオペレーターからは「エアカーテンと強制排気ファンのおかげで施工中の蒸気の影響をあまり感じることはなかった」と感想が寄せられた。

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