【アスファルトのひび割れ対策】大成ロテックがひも状の補修材を開発 19年内にも商品化へ | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

公式ブログ

【アスファルトのひび割れ対策】大成ロテックがひも状の補修材を開発 19年内にも商品化へ

 大成ロテックは、舗装のひび割れ補修に適したひも状のアスファルト系補修材「ストリングシール」を開発した。直径5mm程度のひも状で、低温でも硬くなりにくく変形追従性に富んでいる。使用時にはひび割れ部に応じた長さに切断して充填。ガスバーナーで加熱溶融することで深部まで充填でき、深さに応じて充填と加熱を繰り返すことで容易にひび割れをふさぐことができる。2018年秋には積雪寒冷地の一般国道での試験施工も実施しており、19年中の商品化を目指す。

ストリングシール充填の様子

 同製品は直線性の高い施工目地の開きやひび割れへの作業性に優れる。また、付着性や変形追従性に富んだ特殊アスファルトを使用しており、積雪寒冷地や寒冷期などの低温時に舗装が収縮してひび割れが広がった場合でもその動きに追従することで従来の補修材よりも隙間が空きにくくなっているため、長期にわたって水の浸入を防ぎ舗装の破損を抑制することが期待できる。
 加えて、充填時の周辺舗装へのはみ出しや盛り上がりも生じにくいため、夏場の走行車両のタイヤへの付着や積雪時の除雪機による補修材の破損防止、補修後の美観にも優れることなども強みとする。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら