【2021年度から全国展開】高耐久アスファルト混合物"TRタフペイブ" 大成ロテックが開発 | 建設通信新聞Digital

5月11日 土曜日

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【2021年度から全国展開】高耐久アスファルト混合物”TRタフペイブ” 大成ロテックが開発

 大成ロテックは、重い車両の通行によるわだち掘れや油漏れによる破損が起きにくい高耐久アスファルト混合物「TRタフペイブ」を開発した。実施工で施工性・供用性を確認しており、長寿命化舗装のラインアップに加え、2021年度から本格的に全国展開する。

実施工した舗装面


 「TRタフペイブ」は、通常のアスファルトプラントでの製造と通常の舗装機械で施工できる。これまで耐流動性や耐油性舗装として適用されてきた半たわみ性舗装のような養生期間が不要で、施工直後から舗装面を供用できる。このため、運用中のコンテナヤードや物流倉庫、高速道路のパーキングエリア、重交通路線などへの適用が見込める。施工単価は半たわみ性舗装と同程度としている。

 わだち掘れの抵抗性(耐流動性)や耐水性を評価する室内車輪走行試験(HWT試験)でわだち掘れ量を確認した結果、高耐久が求められる個所で施工する改質アスファルト混合物の約7分の1、耐流動性が求められる個所に適用する半たわみ性混合物の約5分の1となった。実施工は宮城県内の物流倉庫の駐車場や日建リース工業の武蔵工場(埼玉県)で実施した。



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