【宇宙ビジネスアイデアコンテスト】内閣府ら主催「S-Booster2018」最優秀賞は、森琢磨さんチームへ | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【宇宙ビジネスアイデアコンテスト】内閣府ら主催「S-Booster2018」最優秀賞は、森琢磨さんチームへ

 内閣府などが主催する宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster2018」の最終公開選考会が19日、東京都渋谷区の渋谷ストリームで開かれた。ビジネスプラン部門8組と未来コンセプト部門4組のファイナリストの中から、最優秀賞とスポンサー賞(大林組賞)に森琢磨さんを代表者とするチームが選ばれた。大林組の技術研究所構造技術研究部に所属する大出大輔さんを代表者とするチームは、未来コンセプト賞を受賞した。

受賞者とファイナリスト

 森さんのチームは、ビジネスプラン部門で「ロケット海上打ち上げ」を提案。小型衛星の打ち上げ施設が供給不足となっている一方で、海洋掘削用のリグが待機状態になっていることに着目し、海上打ち上げ施設を民間が運営するアイデア。大出さんのチームの提案は「地球内部のCTスキャン」で、未来コンセプト部門に応募した。宇宙から地球に降り注ぐ宇宙資源である「宇宙線」を使って地球をスキャンすることで、地下構造を明らかにする提案だった。
 S-Boosterは、優れた宇宙ビジネスのアイデア発掘を目的に17年に始まった。今回は2回目で、3年以内の事業化を想定したビジネスプラン部門と10年以内の実現を目指した未来コンセプト部門を新たに設立した。

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