セントラル硝子が主催する第52回国際建築設計競技の最終選考が11日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開かれた。最優秀賞は、韓国の大学院生、インジュン・カンさん(東国大学校)とソヒ・ユンさん(ソウル大学校)、スジ・チェさん(同)が受賞した。
課題は「広場のリ・デザイン」。世界中にバリアが存在する現代、人々の平等な交流の場となるパブリック・スペースを提案することが求められた。応募総数は251点で、国内が134点、海外が117点だった。
最優秀賞の作品では、車社会の象徴であるアスファルトの道路を、昔ながらの人々が交流の場にすることを提案した。時速30㎞の速度制限の標識は、30分の時間貸しフリースペースに、駐車禁止のラインは唐辛子干し場の境界線などに読み替え、都市空間に人間の生活感を取り戻す試みだ。
審査委員長の内藤廣氏は「都市にはみんなが自由に集まったり、コミュニケーションする場所が必要だ。同作は、小さな情報を組み替えることで、街が自由になるということを示した」と講評した。
優秀賞は、山口杏奈さん(長岡造形大)と河野裕太さん(同大学院)、米国ラガーディア・ロウ・アーキテクツのジヒョン・キムさんが選ばれた。
課題は「広場のリ・デザイン」。世界中にバリアが存在する現代、人々の平等な交流の場となるパブリック・スペースを提案することが求められた。応募総数は251点で、国内が134点、海外が117点だった。
最優秀賞の作品では、車社会の象徴であるアスファルトの道路を、昔ながらの人々が交流の場にすることを提案した。時速30㎞の速度制限の標識は、30分の時間貸しフリースペースに、駐車禁止のラインは唐辛子干し場の境界線などに読み替え、都市空間に人間の生活感を取り戻す試みだ。
審査委員長の内藤廣氏は「都市にはみんなが自由に集まったり、コミュニケーションする場所が必要だ。同作は、小さな情報を組み替えることで、街が自由になるということを示した」と講評した。
優秀賞は、山口杏奈さん(長岡造形大)と河野裕太さん(同大学院)、米国ラガーディア・ロウ・アーキテクツのジヒョン・キムさんが選ばれた。