日建設計とジオクリエイツは、建物の性能や地震時の感覚をクライアントと設計者が共有できる仮想地震心理評価システム「地震体験VR」を共同開発した。東京都千代田区にある日建設計東京ビルで開催中のエンジニアリング部門構造設計グループ企画展示STRACTSで初めて公開するとともに、12月7日まで体験会を実施している。
今回の体験会では、相模トラフ地震による震度6強の揺れを設定。六本木の架空ビルの7階と23階で異なる建物の揺れをリアルタイムに映像表示するVR(仮想現実)ゴーグルと、白山工業の「地震ザブトン」によって実際の揺れを体感できる。杉浦盛基構造設計部長は「よりリアリティーが高いものを体感してもらい、施主に納得感を得てもらいたい」と語っている。