大阪建設業協会は21日、滋賀県草津市で建設が進む「北中西・栄町地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物新築工事」(施工=西松建設)の現場で高校生を対象とした見学会を開いた。大阪府立布施工科高校の建築設備系設備システム専科2年生の39人が参加し、タワークレーンが設置されている建築現場のスケールなどを体感した。
見学後は生徒から「現場監督として注意していることは」「設計図と実際に完成した建物で違うところはあるか」「これまでで印象に残った工事は」など、多くの質問が寄せられ、各担当者がていねいに答えた。工事事務所の沖正人所長が手がけた仕事や現場での苦労話を話した後、「ぜひ建設業に入って下さい」と激励した。
現場は、昨年9月に既設建物の解体工事を終え、同10月から山留工事に着手、ことし3月より土工事、基礎躯体工事に入り、現在は2階部分の躯体工事を進めている。規模は高層棟がRC造地下1階地上26階建て、低層棟S造4階建てで、総延べ床面積は4万0164㎡。1、2階が店舗、3階から26階は分譲マンションとなる。設計・監理は昭和設計が担当している。
工期は2020年3月末まで。建設地は滋賀県草津市大路1字北ノ町407-1ほか。