【大阪府建設業懇話会】共同住宅現場見学会を開催 高校生が段階的に進んでいく工事の様子を体感 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【大阪府建設業懇話会】共同住宅現場見学会を開催 高校生が段階的に進んでいく工事の様子を体感

大阪府建設業懇話会(大阪府、大阪建設業協会、大阪府建団連、大阪電業協会、大阪空気調和衛生工業協会、大阪府中小建設業協会で構成)は16日、大阪府吹田市で建設が進む府営吹田古江台第4期高層住宅(建て替え)新築工事(第1工区)(施工=旭工建・矢野建設JV)の現場で高校生を対象とした見学会を開いた。大阪市立都島工業高校の建築科の1年生59人が参加。現場をじっくりと見学し、工事の工程や工事監督の仕事について学んだ。
 はじめに懇話会委員長の前田栄治大阪府住宅まちづくり部技監が「見学して多くの業種の人が1つの建物をつくり上げている現場の雰囲気を肌で感じてほしい」とあいさつした。
計画概要や工程について作業所の中林貞博所長(旭工建)らが説明した後、8班に分かれ、1-7階の各フロアの工事の状況を見て回った。躯体の配筋や型枠、施工中の内装、内装完了後のフロアなど、段階的に工事が進んでいく様子を体感した。
見学後は生徒から多くの質問が寄せられた。「現場監督はどんな仕事をするのか」との質問には、中林所長が「安全で、限られた工期内に発注者が望む品質を担保して予算内で完成させること」と応えた。
事業は、大阪府営住宅の建て替え事業。規模はRC造10階建て延べ7695㎡、120戸。設計は林設計事務所が担当。工期は8月20日まで。
見学会は、厚生労働省が今年度から始めた建設業若年者理解・定着促進事業(「つなぐ化」)に選定されている。

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