【大建協】京大図書館建築現場で見学会実施 工科高校生37人が現場のスケールなどを体感 | 建設通信新聞Digital

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【大建協】京大図書館建築現場で見学会実施 工科高校生37人が現場のスケールなどを体感

 大阪建設業協会は2月26日、京都市で建設が進む「京都大学(桂)図書館(仮称)新営その他工事」(施工=鉄建建設)の現場で高校生を対象とした見学会を開いた。大阪府立今宮工科高校の建築系1年生の37人が参加し、建築現場のスケールなどを体感した。
 はじめに、鉄建建設の松井久雄所長が工事概要を説明し、その後、生徒らと現場職員で施工現場の周囲から鉄骨建方の作業を見て回った。クレーンが並ぶ大規模な現場を生徒らは熱心に見入っていた。
 見学後の質疑応答では「鉄骨は錆びていたが問題はないのか」「仕事でやりがいを感じるのはどういうところか」などの質問が寄せられ、松井所長が「鉄骨は摩擦力を増すためにわざと錆びさせている」「工事が完成した時の達成感は大きい」と応えた。
 最後に松井所長が生徒に向け、「ものづくりには決められた手順があり、この現場も安全な作業手順を決めてから工事を進めている。ここまで無事故・無災害で来ていて、残る工期も安全に気をつけて進めたい。皆さんも頑張ってください」と激励した。
 施設は、現在、桂キャンパス内で研究分野ごとに点在している図書室を集約するもの。規模はRC一部SRC造地下2階地上2階建て延べ4556㎡。建築設計は京都大学施設部と安井建築設計事務所、設備設計は同部とテクノ工営、監理は同部が担当。2019年上半期の完成を予定している。

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