【道づくりは社会資本整備の原点】日本道路が世界遺産道路・熊野古道を修繕 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【道づくりは社会資本整備の原点】日本道路が世界遺産道路・熊野古道を修繕

 日本道路は11月30日、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、和歌山県田辺市で熊野古道の保全活動「道普請」を実施した。久松博三社長を始め、東京本社から15人、関西支店から11人の計26人の社員が参加し、和歌山県商工観光労働部や世界遺産センターの協力のもと、世界遺産の道路を修繕した。約2tの土を500mほど離れた場所まで土のうに詰めて運び、タンパーなどの道具を使って人力で作業に当たった。
 熊野古道は2004年、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。和歌山県は、参詣道の維持修繕活動のために保全活動を「道普請ウォーク」としてプログラム化し、企業や団体に協力を呼び掛けている。
 作業に先立ちあいさつに立った久松社長は、「道づくりが社会資本整備の原点であることはいまも昔も、これからも変わることはない。本活動は当社のCSR活動の一環として実施する。コーポレートスローガンの『道からはじまる街づくり』にふさわしい取り組みであり、道づくりのプロとして意義ある取り組みにしたい」と語った。
 また、作業翌日の12月1日には熊野古道をトレッキングし、自分たちで舗装した部分を含む6.9㎞を歩いた。

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