建設業振興基金は18日、東京都中央区のCONFERENCEBRANCH銀座で、建設産業女性活躍推進ネットワークのキックオフミーティングを開いた。25団体からオブザーバーを含めて約70人が参加した。
最初に、建設業振興基金を代表して奥地正敏経営基盤整備支援センター理事が「建設業の将来を担う人材確保の糸口として、女性の活躍が重要になっている。特にこのネットワークでは、女性の建設業における活躍を地域のネットワークで下支えする交流の場とすることを目的とする」とネットワークの趣旨を述べた。
続いて藤本真也国土交通省土地・建設産業局建設市場整備課建設市場整備推進官が「建設業における女性技術者の割合は増えているが、まだ他産業に比べれば低く改善を要する。一方、建設業の就業者数はここ数年横ばいで、建設投資額は上がっている。この状況を好機として、労働環境を改善し、女性の活躍できる場を増やしていく」と国交省が講じる女性活躍推進事業について説明した。
ネットワークの幹事長には、土木技術者女性の会の須田久美子さん、副幹事長には日本造園建設業協会女性活躍推進部会の酒井一江さん、けんちくけんせつ女学校の籠田淳子さんが就任した。
その後、出席団体が1分間ずつ活動内容をプレゼンテーションし、9グループに分かれて「建設産業女性ネットワークとして連携していきたい内容や与えられたテーマ」についてグループワークで話し合い、各グループのプレゼンを経て取りまとめを行った。
公式ブログ
【建設業・女性活躍へ】女性活躍推進ネットワーク設立 建設業振興基金
[ 2018-12-19 ]