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【現場から】佐藤工業施工 1万人収容音楽専用アリーナ『ぴあアリーナMM』 2020年3月に完成

最終更新 | 2019/09/06 16:22

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 民間企業として初めて手掛ける1万人収容の音楽専用アリーナ『ぴあアリーナMM』の外観が、横浜市のみなとみらい大通りに姿を現した。施工を担当する佐藤工業の松枝健太所長は、ICT技術の積極活用による施工の効率化にもチャレンジしており、「注目度が高く、作業員も含めて誇りを持って取り組めている」と語る。2020年3月31日の工期完成に向け、気を引き締めて終盤戦を迎えている。

松枝所長

 ぴあアリーナMMの規模は、RC造(屋根S造)地下1階地上4階建て延べ2万3139㎡で、1階(アリーナ)が可動席で約4000席、2-4階が固定席で約6000席の計約1万席を設置する。設計・監理を佐藤工業・とお一級建築士事務所、施工を佐藤工業が担当し、17年12月に着工した。
 アーティストを身近に感じられる空間が特長で、この計画を実現するのがトラススパン縦方向68m、横方向84m、高さ32.8m、アリーナ天井高さ26.3mという構造だ。大空間の施工にあたって松枝所長は同社が施工を手掛けたアリーナの現場を見学し、施工経験者からノウハウを吸収して準備を進めた。「途中で間違いを修正することは難しいため、事前に入念な計画を策定し、確認しながら計画どおりに進めることが重要」と考え、計画段階でBIMを活用して天井部のキャットウォークとダクトの干渉などをチェックし、リスクを取り除いていった。構造計画では軽量で自由曲面の構造を実現できる屋根とし、施工では移動式足場を採用することを決めた。

天井トラスは移動式足場で施工場所を移しながら組んだ

 建物の壁際には固定足場を組んで鉄骨を支えながら天井四隅のトラスと壁際のトラスを組み、空間中央部の天井は移動式足場で鉄骨を支えてクレーンで天井トラスを組んだ。徐々に内部を移動しながら施工したことで、天井下部を固定足場が占領せず、空間を広く使えた結果、3カ月間かけた鉄骨建て方もほぼ計画どおりに進捗した。

◇BIGPADで情報共有
 “情報共有”が成功のかぎを握るため、「大空間のイメージに職員が慣れるよう、BIMとビューワーソフトのBIMxを導入した。3次元画像と図面を重ね合わせて見られるため、イメージの共有化ができた」という。現場事務所1階会議室の協力会社との共有スペースには、70インチ4K画面の「BIGPAD」を設置し「同じ画面を見ながら図面や工程説明などの共通認識が持てる」よう意図した。また、毎日の作業計画図もBIGPADで作成し、朝礼広場に設置したデジタルサイネージディスプレーで作業計画図や注意ポイントを映し出して作業員との認識共有にも活用した。
 ただ約8カ月に及んだ躯体工事では、とりわけ18年夏の酷暑に苦しんだ。計画段階で鉄筋、鳶、型枠業種の技能者が200人程度必要で、日々工区ごとの人工表を作成し、細かく管理していたが、暑さによる歩掛かりの低下、作業員確保の難しさで「労務が足りなくなった」。工程を守るため、通常のクローラークレーン3台に加え、急きょラフタークレーンを5-6台追加投入した。

◇差し入れが一体感醸成
 また、「発注者のぴあ様からは熱中症対策と夏バテ防止を狙った作業員への『差し入れ』というご配慮」があった。その効果は大きく、「酷暑対策だけでなく『発注者から現場までの一体感』の醸成に大きく寄与した」と語る。
 進捗率は8月9日現在で約70%。工期は残り約7カ月。内装仕上げが本格的に始まると作業員数はピークの約250人にまで増える。今後は、「屋根下のグラスウールの設置工事など、高所作業が多いので、墜落・転落事故が起きないよう二重三重の安全対策を施している」と気を引き締める。「仙台市で開発したアリーナが今回の工事にもつながった。多方面からの問い合わせも増えており、今後の経験につなげられれば」と先を見据える。

外観完成イメージ

◆新規入場者教育にRoBoHoN導入
 新規入場者教育ではモバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」を導入した。パワーポイントと連動して説明するシステムを構築し、刻々と変化する現場状況にあわせ必要な内容をロボホンが自動で説明する。
 最初に、入場者アンケートを作業員が記入し、ロボホンが説明している間にアンケート内容を職員がチェックすることで、1回10分の説明時間が省略できる。月に換算すると250分、年間で50時間も職員の労働時間短縮につながった。「現場でロボットが説明すること自体が珍しく、作業員の方々が新規入場者教育もきちんと聞いてくれる」と松枝所長は笑う。

職員の労働時間短縮にも貢献した「RoBoHoN」

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