日本建築学会(古谷誠章会長)と日本建築家協会(JIA、六鹿正治会長)、東京建築士会(近角真一会長)は7日、東京都港区の建築会館ホールで2019年新年交礼会と叙勲・褒章受章者・功労者祝賀会を開いた。3会を始め多くの関係団体・企業の代表者が参加。ともに手を携えて新たな時代の建築のあり方を実現することを誓った。
また近角会長は、3会会員の叙勲・褒章受章者の功績をたたえつつ、「これまで建築産業界の発展に尽くされてきた知己を若者に授けてほしい」と後進の指導に期待を寄せた。
受章者代表の鈴木計夫大阪大名誉教授のあいさつに続いて、祝杯の音頭をとった六鹿会長は、建築士法改正や告示15号の改定など、建築設計界の協働連携による行政的課題の前進を振り返りながら、「BIMやCMがさらに広がる中、ゆとりを持ち、広く大きな視点で建築界をとらえることが大切だ」と強調した。