京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、北海道と石狩市の協力を得て、再生可能エネルギー100%で運営する「ゼロエミッション・データセンター」の建設に4月から着手する。2021年中の稼働開始を目指す。太陽光、風力、バイオマス発電を順次、連携させ、22年には再生エネルギー100%で稼働する。
高い信頼性と安定した電力供給、電力コスト低減が求められるデータセンターを再エネ100%で運営することで、信頼性・安定性とともにコスト面でも事業が成立することを実証する考え。太陽光、風力、バイオマスで発電した電力を自営線で結び、発電所から電力を直接供給する。夏場は、冬に貯めた雪でサーバを冷却する雪氷冷房も備える。
実証で培ったノウハウをもとに、再エネ事業を多面的に展開し、24年に関連事業の売上高300億円を目指す。