【建築物大型化に対応】日本製鉄 ウェブ高さ1200mmの「メガハイパービーム」を発売開始 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【建築物大型化に対応】日本製鉄 ウェブ高さ1200mmの「メガハイパービーム」を発売開始

 日本製鉄は、H形鋼のこれまでの大型サイズを約2割上回る、ウェブ高さ1200mmまでの圧延プロセスを確立した。大断面サイズを中心としたハイパービームのサイズメニューを拡充し、4月から「メガハイパービーム」として販売する。建築物の大型化に伴う鉄骨の大断面化に対応する。
 同社の和歌山製鉄所堺大形工場は、1961年からユニバーサルミルを採用した国内初の大型形鋼工場として創業を開始し、世界最大級の超極厚H形鋼やハット形鋼矢板などを製造してきた。89年から製造・販売を始めたハイパービームは、ウェブ高さ・フランジ幅を一定化し て設計の簡素化と加工の省力化を実現し、順次、サイズメニューを拡充してきた。
 メガハイパービームは、従来のハイパービームよりウェブ高さが約2割大きく、フランジ幅500mm、ウェブ高さ1200mmとなっている。サステナブル経営推進機構が認証するエコリーフ環境ラベルも申請する。建築物が大型化する中で、鉄骨の大断面化によって工期短縮ニーズに応える考え。

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