◆25年夏から休館 1年半で工事/100億投資
日本製鉄は、東京都千代田区に所有する「紀尾井ホール」の大規模リニューアルに向け、本格検討を始めた。2025年8月から26年12月までホールを休館して工事し、27年1月の運営再開を目指す。投資額は100億円程度の見込み。
紀尾井ホールは、新日鉄(現日本製鉄)の創立20周年を記念して建設し、1995年に開館した。クラシックなど洋楽専用ホール(800席)と、日本伝統音楽の邦楽専用ホール(250席)を備え、開館以来395万人が来場した。施設規模はS(地下)・RC(地上)造地下2階地上7階建て延べ1万2626㎡で、設計は新日鉄・山下設計JV、音響設計は永田音響設計、施工は新日鉄・鹿島・大成建設・竹中工務店JVが担当した。所在地は、紀尾井町6-5。
大規模リニューアルでは、舞台設備や客席の更新、バリアフリー対策、施設・設備などの改修を予定している。