【採用実績過去最大】日本製鉄の意匠性チタン「TranTixxii」 増上寺大殿の屋根瓦に採用決定 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【採用実績過去最大】日本製鉄の意匠性チタン「TranTixxii」 増上寺大殿の屋根瓦に採用決定

 日本製鉄は、同社の意匠性チタン「TranTixxii(トランティクシー)」が、東京都港区の増上寺大殿の屋根瓦として採用されることが決定したと発表した。施工面積は4235㎡(約18t、チタン瓦約6万枚)。チタン製屋根瓦の採用実績としては過去最大になるという。
 同社の意匠性チタン・トランティクシーは、独自の最先端技術によって実現したさまざまな色彩・色調を表現できる特徴を持つ。改修事業の一環として、約50年ぶりに屋根瓦を葺き替える大殿に採用することで、瓦の美しさはそのままに長寿命化を実現する。
 現在は約500tの土瓦が使用されているが、チタン瓦に置き替えることで従来の約10分の1に軽量化。これまでの格調ある屋根瓦の意匠を引き継ぎながら、軽量化による耐震性の向上を狙う。
 対象の「浄土宗開宗850年慶讃事業(浄土宗大本山増上寺大殿屋根瓦総葺き替え事業)」の設計施工は清水建設、屋根の施工は元旦ビューティ工業が担当する。10月に着工、2021年10月の完成を予定している。

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