ウェザーニューズは、2019年夏までにAI(人工知能)を使ってリアルタイムで路面状況の変化を解析する道路管理支援システムを実用化する。盛岡市内を走行する車両の車載カメラ映像から事故やパンクの原因となる路面損傷を検出するため、リアルタイム画像転送の実証実験を実施済みで、今冬は路面凍結・積雪の把握や白線検知について実証実験する。
開発する「AI道路管理支援システム」は、AI技術を使った動画解析によって路面状況の変化を自動で検知・マッピングすることで、積雪や損傷の早期発見・早期対処につながる。情報通信研究機構(NICT)やクレアリンクテクノロジー、IoTコンサルティングが技術協力し、車載カメラ映像の高解像度による伝送や低コストでの導入を実現する。
2018年10月に盛岡市の協力で実証実験したところ、車載カメラの映像をリアルタイムで伝送でき、独自技術による映像解析で損傷を検知できることを確認した。