【関東整備局・WLB推進】計8組織を初表彰 「東京外環プロジェクト・女性技術者の会」優秀賞に輝く | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【関東整備局・WLB推進】計8組織を初表彰 「東京外環プロジェクト・女性技術者の会」優秀賞に輝く

 関東地方整備局は24日、さいたま市のさいたま新都心第2合同庁舎で、事務所など内部組織を対象とした「ワークライフバランス推進強化月間局長表彰」の授与式を初めて開いた。同局独自の取り組みで、石原康弘局長が優秀賞と奨励賞で計8組織に表彰状を授与した。東京外かく環状国道事務所は、東京外環(関越~東名)事業の発注者、受注者、協力会社の女性技術者で組織する「東京外環プロジェクト・女性技術者の会」の活動などが評価され、優秀賞に輝いた。

模範となる活動をたたえた

 表彰は、ワークライフバランス(WLB)推進強化月間の7、8月に実施された模範となる活動をWLB推進本部長の局長がたたえる取り組み。優秀賞に関東技術事務所、東京外かく環状国道事務所、下館河川事務所、用地部、奨励賞に江戸川河川事務所、川崎国道事務所、長野国道事務所、横浜港湾空港技術調査事務所を選定した。
 授与式で石原局長は「職場環境の改善、働き方改革の大きなツールとしてWLBを推進している。工夫した取り組みが職場全体に広がるように努めたい。新たな取り組みも加えてもらい、さらに良い職場環境にしてほしい」と、集まった所長らに呼び掛けた。
 優秀賞の主な取り組みを見ると、東京外かく環状国道事務所が事務局を務める女性技術者の会は、国、NEXCO東日本、中日本が共同で行う東京外環事業に関わる女性技術者で2016年12月に結成。誰もが働きやすい魅力的な現場づくりに向けてトイレなど現場内を点検をしているほか、広報資料の作成やWLBに関する意見交換を行っている。担い手の確保に向けて18年8月に建設系の女子大学生と意見交換も行うなど、女性の感性をインフラの整備・管理や広報、地域連携に生かす活動をしている。柴田芳雄所長は「受賞は励みになる。WLBの実現へさらに取り組みたい」と話した。
 関東技術事務所は「完全消灯の日」を設けるなどし、職員の定時退庁を促した。下館河川事務所は、原則として毎朝9時から9時半を決裁タイムとし、決裁に費やす時間の短縮を図った。用地部は、用地業務の初任者が作業手順や内容を理解できる「用地手引き書」を作成し、新たな研修資料作成の手間を省いた。

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