エイボン・プロダクツが、社会的にめざましい活躍をした女性の功績をたたえる「エイボン女性年度賞2018」のソーシャル・イノベーション賞を石坂産業（埼玉県三芳町）の石坂典子社長が受賞した。

　1月31日、東京都内で開かれた授賞式典の中で、選考委員の国谷裕子氏（キャスター）は「人と自然と技術の共生する会社を目指し、実践している。未来を見据えた本当にパワフルな経営者」と評価。地域に愛される企業へと再生し、産業廃棄物の問題解決へ挑戦を続ける石坂社長の活動を評価し、トロフィーを授与した。
　石坂社長は「15年前に社長に就任した時、社員から『女性は細かいことばかり気にするからイノベーションは起こせない』と言われたが、イノベーションとは新しいことを生み出すことだけなのか。そうではなく、私たちがマイナスに思っているような価値観や考え方を変えることも立派な社会におけるイノベーションと考え、走り続けてきた」と振り返った。
　エイボン女性年度賞は、1979年に創設された女性のためのアワードで今年度が39回目。選考委員は有森裕子氏（元マラソン選手）、大宅映子氏（評論家・大宅壮一文庫理事長）、国谷氏、原田マハ氏（作家）が務めた。

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