【発想力でインフラ課題に挑む】前田建設が高知工科大と包括協定 革新的アイデア・技術の社会実装を支援  | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

公式ブログ

【発想力でインフラ課題に挑む】前田建設が高知工科大と包括協定 革新的アイデア・技術の社会実装を支援 

 前田建設は、社会課題の解決や社会インフラ分野における科学技術の発展への寄与を目的に、高知工科大学と包括的連携協定を結んだ。両者の革新的なアイデアや技術を迅速に社会実装するためのサポート体制を構築する。

調印式での磯部学長(右)と大川尚哉前田建設常務執行役員

 協定による協力内容は、▽共同研究プロジェクトなどの推進▽連携促進マッチング活動と技術指導▽教育・人材育成▽高知工科大に所属する学生のインターンシップなど▽社会貢献▽そのほか--の6点としている。
 前田建設は、2018年12月にオープンした「ICI総合センターICIラボ」を拠点に、協創パートナーの力を結集して、同大の「知のネットワーク」「発想力・空想力」を生かした社会課題の解決を進める。
 前田建設が支援するベンチャー企業などは、 同大の文理系を含めた全分野の教授陣から学術指導を受けられる。 同大内には、 ICI総合センターの分室を設け、 専用回線のテレビ会議システムで、 いつでも学術指導や会議を開催できる。
 高知工科大の学生を対象に革新的アイデア提案を募集する「イノベーションアワード」も実施し、優秀な提案にはアイデア実現に向けて全面的に支援する。
 1月30日の調印式で同大の磯部雅彦学長は「高知県の産業の活性化も図れるメリットがある」とコメントした。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら