前田建設は、大手医療機器メーカーの日機装と空調設備向け除菌消臭ユニットの共同開発で業務提携を締結した。集合住宅やオフィスビル、病院などの建物におけるウイルス感染の予防対策の実装を目指す。
日機装は、2006年から「深紫外線LED」の開発に取り組んでおり、新型コロナウイルス感染拡大より前に、同LEDを活用した空間除菌消臭装置「Aeropure」(エアロピュア)を開発して販売を始め、医療機関や福祉施設、宿泊施設、飲食店などに展開してきた。
今回、前田建設の空調・換気技術と日機装の除菌消臭技術を組み合わせ、室内の空気をユニットに取り込んで除菌消臭して空調機を介して再び室内に給気するといった空調システムの開発に取り組む。