【ガンダムGLOBAL CHALLENGE】実物大18mの動くガンダムを前田建設のICI総合センターで公開 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【ガンダムGLOBAL CHALLENGE】実物大18mの動くガンダムを前田建設のICI総合センターで公開

 ガンダムGLOBAL CHALLENGE(宮河恭夫代表理事)は、実物大18mの動くガンダムを見学できる「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」開業に向け、前田建設のICI総合センターで外装前のガンダムが動く様子を公開した。指部を除いて24カ所の関節が可動する。現場では、秒速1.5度で左膝と左もも、右肩を動かした。実際のスピードは今回公開したものより速くなる。前田建設は、重量部品組み立てや機体の可動状況把握を担っている。

ガンダムの可動フレームと各ディレクター

 前田建設の岩坂照之ICI総合センターインキュベーションセンター長は同センターについて「大型構造物を揺らしたときにどういった挙動をするか測る設備があり、ロボットにも適用できる。それを用い、横浜でガンダムが実際に動いた時の動作精度に貢献したい」と力を込めた。
 同社は2003年から、アニメやゲームの中に登場する建造物の実現に向け検討する過程をウェブ連載している。第5回では機動戦士ガンダムに登場する巨大基地「ジャブロー」の検討に挑戦し、その縁で「今回の参画が実現した」。
 トークセッションでガンダムGLOBAL CHALLENGEの吉崎航システムディレクター、外装を担当する川原正毅クリエイティブディレクター、フレームやメカを主に担当している石井啓範テクニカルディレクターが登壇し、プロジェクトへの期待などを語った。
 動くガンダムは、 鋼鉄の可動フレームにカーボン樹脂の外装を取り付ける。 重さはガンダム単体で25t。 アクチュエーターはすべて電動となっている。
 GUNDAM FACTORY YOKOHAMAは、10月1日から横浜市の山下ふ頭で開業する。施設は、15-18mの高さから間近でガンダムを見学できる「GUNDAM-DOCK」と、動くガンダムの仕組みが分かる「GUNDAM-LAB」の2エリアで構成。約1年間の限定開業となる。所在地は中区山下町279-25。
 
 
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