Evolving G(東京都杉並区、佐々木新社長)は、実物大18mの動くガンダムを見学できる「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」を横浜市の山下ふ頭で12月19日に開業する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初の10月1日開業予定を延期した。会期は2022年3月31日まで。
ガンダム本体の意匠設計などは乃村工藝社、実施設計と施工は川田工業が担当。試験施設の提供や試験技術協力として前田建設が参画した。
9000㎡の敷地に動くガンダムを格納し、メンテナンスなどを行う「GUNDAM-DOCK」と、展示施設やショップ、カフェなどの複合施設「GUNDAM-LAB」の2施設を整備した。
GUNDAM-DOCKには、15~18mの高さからガンダムの頭部やコックピット部分を間近に見ることができる有料観覧デッキ「GUNDAM-DOCK TOWER」を設けている。GUNDAM-LAB内では、動くガンダムの開発プロセス、設計、構造をパネルや映像で展示する。5G通信を活用して、コックピットに乗り込んだかのように横浜を一望できるVRコンテンツも設置する。
29日の記者発表会で、乃村工藝社の川原正毅クリエイティブ本部デザイン7部NOCクリエイティブディレクターは「細かい動きが複合的に組み合わされることでこんなに滑らかになるのかと感動した。さまざまな角度、高さから、昼夜で楽しんでいただきたい」と語った。