【小さな一歩を結びつけて】大きな一歩へ 「現場の半分女性に」  国交省・女性活用セミナー全国大会 | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【小さな一歩を結びつけて】大きな一歩へ 「現場の半分女性に」  国交省・女性活用セミナー全国大会

 国土交通省は8日、東京都中央区の浜離宮建設プラザで建設産業女性活躍推進セミナー全国大会を開いた。国交省や建設産業女性活躍推進ネットワーク(須田久美子幹事長)登録団体の取り組みを紹介したほか、女性活躍分野で先進的な活動を展開している経営者らが、安全で働きやすい、やりがいある労働環境整備に向けて意見を交わした。
 冒頭、あいさつに立った北村知久建設流通政策審議官は「担い手確保に加えて、魅力的産業であるためには、性別・世代を越えて活躍できる環境整備が重要だ」と、長時間労働の是正や休日の確保など女性が働きやすい環境づくりの必要性を訴えた。
 「100年後に現場の女性比率を50%にすることが夢」と語る須田氏は、「特に地方では孤軍奮闘している女性技能者が多い。始まりは小さな一歩でも一人ひとりを結び付けて、大きな一歩につなげたい」と語った。
 この後、小笠原憲一国交省土地・建設産業局建設市場整備課長が「最近の建設産業行政について」、松下和正松下産業社長が「女性が活躍するために」、栗田奈央子内閣府男女共同参画局総務課長は「男女競争参画社会の実現に向けて」と題して講演。籠田淳子けんちくけんせつ女学校校長が活動報告した後、参加者によるパネルディスカッションを実施した。

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