【2019年度以降サービスの実装へ】日本工営ら 自動運転車両による送迎サービスの実証実験を実施 | 建設通信新聞Digital

4月18日 木曜日

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【2019年度以降サービスの実装へ】日本工営ら 自動運転車両による送迎サービスの実証実験を実施

 日本工営は、大和ハウス工業と共同で戸建て住宅団地内の新たな移動手段として、自動運転車両による送迎サービスの実証実験を22日まで兵庫県三木市で実施している。自動運転を活用した公共交通サービスの実現に向けた検証と課題整理を行い、2019年度以降、早期のサービス実装を目指す。
 国土交通省と内閣府が「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動運転(システムとサービスの拡張)」のプロジェクトの1つとして行う取り組みに基づき、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託して実施する。
 実証実験では、三木市緑が丘町の一部エリアを対象とし、利用者が電話やウェブサイトを使って自動運転車を予約。出発地から目的地まで送迎するサービスを検証する。走行ルートは3パターンで約2.6㎞。車両は1台でモニター定員2人とし、ドライバーと技術担当者が同乗した状態で自動走行レベル2で運行する。
 車両には市街地公道での自動運転のために開発されたソフトウェアAutowareを搭載し、事前に計測した高精度3次元地図ADASmapと組み合わせた自動走行システムで運行。モニターは事前に応募があった走行区間周辺の緑が丘町東1丁目-4丁目の住民30人を対象とする。運行時間帯は午前9時から午後5時まで。

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