【建築学会近畿支部】「集まれ!けんちく女子 WorldCafe」開催 建築学ぶ女性らが先輩と対話 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【建築学会近畿支部】「集まれ!けんちく女子 WorldCafe」開催 建築学ぶ女性らが先輩と対話

 日本建築学会近畿支部(三輪康一支部長)は16日、大阪市の大阪府立中之島図書館で「集まれ!けんちく女子 WorldCafe-建築を学ぶ学生と先輩との対話」を開いた(共催=大阪府建築士会、大阪府建築士事務所協会、日本建築家協会近畿支部、日本建築協会)。建築を学ぶ女子学生や建築関係、他業界で働く女性ら約60人が参加し、ワールドカフェ方式のグループ討議を行った。
 冒頭、中嶋節子京大大学院教授は「この会は、団体の垣根を越えた女子会で、昨年は大阪府建築士会の主催で開かれた。ことしは、学生会員が多い建築学会の主催ということで、いろいろな業界の先輩に話を聞いて、女性として明るい未来が描けるような内容にしたい」とあいさつした。
 続いて三輪支部長は「かつて、大学の建築学科には女性がほとんどいなかった。パイオニアとして確かな道を切り開いてきた先輩たちと交流し、前向きな議論をしてほしい」と述べた。

中嶋教授(左)と三輪支部長

 グループ討議では「照明」「インテリア」「構造」「施工」「行政」「まちづくり」「ひと」「メーカー」「保存活用・再生」のテーマごとのテーブルに先輩女子が講師として付き、業界の実情や働く環境などについて議論。「アイデアの引き出しを増やすためには、たくさん失敗して知識を増やさなければならない」(インテリア)、「愛情や情熱をもって取り組めば、女性でも施工現場で職人とうまくやっていける」(施工)、「仕事を選ばなければ働きやすい環境」(メーカー)などの意見が出た。

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