【伊東豊雄】子ども建築塾生が"恵比寿の街並み変える"提案発表! 優秀賞に兼清くん | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【伊東豊雄】子ども建築塾生が“恵比寿の街並み変える”提案発表! 優秀賞に兼清くん

 伊東豊雄氏が塾長を務める「NPOこれからの建築を考える伊東建築塾」が運営する「子ども建築塾」は11日、東京都渋谷区の恵比寿ガーデンプレイスで公開発表会「まちの中で、自然とともにくらそう!」を開いた。1年間にわたって建築塾で活動してきた小学校3年生から6年生までの塾生が参加し、恵比寿の街並みを変える建築や広場のアイデアを提案した。
 模型展示とプレゼンテーションを経て優秀賞を選定、伊東賞には小学6年生の兼清悠祐太くんの作品「垂交する飛道」が受賞した。伊東氏は「言葉をイメージに変え、そのイメージをまた言葉に変えている能力がある。大学で学ぶ建築学科の学生よりも建築家的な思考ができている」と評価した。これに対し兼清くんは「3年間、建築塾で活動してきた。伊東先生の言葉をこれからも誇りに思って頑張りたい」と語った。
 審査員を務めた建築家のアストリッド・クライン氏、村松伸氏らの講評に続き伊東氏が総評し、「家や社会にどういう場所が必要かを考え、建築や都市は自分ひとりの場所ではないと気付くことにこの塾の存在価値がある。学年や年齢の違いを超えて一緒に活動した経験は建築を考える上で重要なことだ」と呼びかけた。

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