【ハローワーク池袋・鹿島】求職者向け現場見学会実施 実際の現場に驚きの声も | 建設通信新聞Digital

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【ハローワーク池袋・鹿島】求職者向け現場見学会実施 実際の現場に驚きの声も

 東京労働局ハローワーク池袋は7日、鹿島の協力を得て、東京都豊島区で同社が施工中の「(仮称)豊島プロジェクトA棟新築工事」(持田秀夫所長)の現場で、求職者向け現場見学会を開いた。求職者13人が参加し、現場を見学するとともに、鹿島の協力会社3社が会社の仕事内容などを紹介した。

鉄筋結束に挑戦する求職者

 見学会の冒頭、ハローワーク池袋の緑川美加専門援助第三部門上席職業指導官は「日本全体が大きく変わっている。いましか見られない現場を見て、変化を体感してほしい」とあいさつした。
 持田所長は「いまは戦後の建設ラッシュとたがわぬほどの状況だが、バブル期と違うのは、人材がほとんどいないこと。 ようやく建設現場も働き方改革にチャレンジしている。ものをつくる達成感がある仕事だ」と建設業の魅力を語った。 工事概要の説明後、現場で技能者が働く鉄筋工の石澤工業、とび・土工の岸田組、 内装工のサンエム工業がそれぞれ、企業の特長や職種、入職後の仕事内容、キャリア形成などについて説明した。
 現場見学では、内装や設備の施工、足場の解体、映画館の段床の施工などの現場を見た上で、参加者が鉄筋結束にチャレンジした。参加者からは、「鉄筋を組む作業とコンクリート打設は、違う会社が行うのか」といった質問が上がるなど、さまざまな職種・会社が現場で働く様子に驚いていた。質疑応答では、休憩所での過ごし方や外国人労働者の受け入れなどについて、質問が上がった。
 (仮称)豊島プロジェクトA棟新築工事は、豊島区役所の跡地にS・SRC一部RC造地下2階地上33階建て延べ6万8612㎡の複合施設を建設する。2016年12月に着工し、20年5月の完成を目指す。プロジェクトマネジャーは東京建物、事業主は東京建物とサンケイビルで、鹿島が設計・施工を担当している。

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