日本建築学会東北支部（小林淳支部長）の2016年度東北建築賞の受賞作品が決まった。作品賞には一般部門から『弘前市民会館（大規模改修）』『矢吹町中町第一災害公営住宅』の2点、小規模建築部門から『路地にかかる大軒』『西根の家』の2点が選ばれた。表彰式は6月17日に秋田県由利本荘市のカダーレで開く「みちのくの風2017秋田」で行われる。
　37回目となる今回は、一般建築部門19作品、小規模建築部門14作品の計33作品のエントリーがあり、10月に開いた第16回東北建築作品発表会で選定した作品の現地審査を行い、入賞作品を決めた。
　受賞作品の概要は次のとおり（(1)設計者(2)建築主(3)施工者(4)構造・規模(5)所在地）。
　〈一般建築部門〉
▽弘前市民会館（大規模改修）＝(1)前川建築設計事務所など(2)弘前市(3)堀江・弘和・工藤建設工事共同企業体など(4)RC一部S造地下1階地上3階建て延べ5693㎡(5)青森県弘前市下白銀町1－6。
▽矢吹町中町第一災害公営住宅＝(1)スタジオ・クハラ・ヤギ＋team　Timberizeなど(2)矢吹町(3)高田工業(4)（北棟）木造2階建て延べ508㎡、（南棟）木造3階建て延べ456㎡(5)福島県矢吹町中町332。
　〈小規模建築部門〉
▽路地にかかる大軒＝(1)都市建築設計集団／UAPPなど(2)個人(3)気仙沼工務店など(4)木造在来工法2階建て延べ97㎡(5)仙台市。
▽西根の家＝(1)澁谷達郎＋アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所など(2)個人(3)マルニ建工など(4)木造平屋建て132㎡(5)山形県長井市。