日本建築学会東北支部（石川善美支部長）の主催による第39回東北建築賞の受賞作品が決まった。作品賞には▽気仙沼図書館・気仙沼児童センター▽学校法人堀内学園幼保連携型認定こども園菜根こども園▽市立米沢図書館・よねざわ市民ギャラリー「ナセBA」－－の3点が選ばれた。

　このほか特別賞として▽旭陽電気宮城工場▽ふたば富岡社屋／郡山社屋／富岡の蔵－－の2点を選定。表彰式は5月11日に仙台市内のせんだいメディアテークで開く2019年度支部総会後に行われる。
　今回は一般建築部門16作品、小規模建築物部門7作品、その他の建築物部門2作品の計25作品のエントリーがあった。18年10月の第1次審査会で選ばれた12作品を対象に11、12の両月に現地審査を実施。ことし2月に2次審査会を開き、一般建築部門から作品賞3点と特別賞1点、その他の建築物部門から特別賞1点を選定した。
　受賞作品の概要は次のとおり（(1)設計者(2)建築主(3)施工者(4)所在地）。
　＝作品賞＝
　▽気仙沼図書館・気仙沼児童センター＝(1)岡田新一設計事務所ほか(2)宮城県気仙沼市(3)クマケー建設ほか(4)気仙沼市笹が陣3－30。
　▽学校法人堀内学園幼保連携型認定こども園菜根こども園＝(1)辺見美津男設計室ほか(2)学校法人堀内学園(3)陰山工務店(4)福島県郡山市菜根1－13－20。
　▽市立米沢図書館・よねざわ市民ギャラリー「ナセBA」＝(1)山下設計(2)山形県米沢市(3)金子建設工業・網代建設・白井建設工業JVほか(4)米沢市中央1。
　＝特別賞＝
　〈一般建築部門〉
　▽旭陽電気宮城工場＝(1)NOA環境設計ほか(2)旭陽電気(3)安藤ハザマほか(4)宮城県大和町大和リサーチパーク。
　〈その他の建設部門〉
　▽ふたば富岡社屋／郡山社屋／富岡の蔵＝(1)はりゅうウッドスタジオほか(2)ふたば(3)東北工業建設、芳賀沼製作、はりゅうコンストラクションマネジメント(4)福島県富岡町、郡山市。

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