【西圧協・第6回技能大会】ガス圧接技能で13人が日々の教育訓練成果を発揮 優勝は井寺さんら3人 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【西圧協・第6回技能大会】ガス圧接技能で13人が日々の教育訓練成果を発揮 優勝は井寺さんら3人

 西日本圧接業協同組合(西圧協、松本一彦理事長)は24日、福岡市の福岡人材開発センターで第6回技能大会を開いた。会員企業から選抜された8社13人がガス圧接の技能を競い、井寺史議さん(栄進工業)、松野慎也さん(大野ガス圧接)、福浦俊一さん(平木工業)の3人が優勝(九州地方整備局長賞)に輝いた。
 大会は会員企業の技能向上と教育訓練が目的で、西圧協が独自で取り組んでいる。九州地方整備局と日本鉄筋継手協会、全国圧接業協同組合連合会が後援した。
 冒頭、あいさつした松本理事長は「機器が開発されても、その機器を使うのは人であり、その技能を向上させるには日々の教育訓練が必要だ。きょうは各社で行っている日々の教育訓練の成果を十分に発揮してほしい」と呼び掛けた。
 選手は会員企業の若手中心となり、実技と学科試験の総合点で競った。実技は現場で多く使われるD25、D38についてそれぞれ3本をガス圧接し、実技審査は作業手順や時間、圧接部の外観形状、曲げ試験の結果を対象にした。
 審査の結果、3人が同率1位となり、天方正彦九州地方整備局建政部建設産業調整官が表彰状を授与した。4位は玉利智治さん(栄進工業)、5位は江上陽輔さん(平木工業)が選ばれた。1位の井寺さんは「練習の成果を出せた」、松野さんは「出場するからには優勝したかった」、福浦さんは「社長も応援に来てくれてうれしかった。絶対優勝したかった」と喜びを語った。

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