【日建連関西】福井県おおい町・大飯発電所を見学 完成後・稼働している施設の「アフター」の姿を知る | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【日建連関西】福井県おおい町・大飯発電所を見学 完成後・稼働している施設の「アフター」の姿を知る

 日本建設業連合会関西支部電力委員会(寺内伸委員長)は26日、関西電力の協力を得て電力施設見学会を開いた。会員企業から27人が参加。福井県おおい町にある大飯原子力発電所を訪れ、電力施設に対する理解を深めた。
 はじめに、同町内にある関西電力のミュージアム「エルガイアおおい」で、原子力発電の仕組みや大飯発電所の事業経過、安全対策などについて説明を受けた。
 発電所のビジターハウスとなる「おおいり館」で、寺内委員長が「われわれ技術者は工事中の現場は目にするが完成後に稼働している施設を見る機会はない。施設の役割を知って日々の仕事の糧としてほしい」とあいさつした。
 現在、建設が進められている免震準備棟や緊急時対策所などをバスから見学、VR(仮想現実)を使って、各施設の内部も確認した。800人を収容できる準備棟はまもなく供用予定で、緊急時に指揮本部となる対策所は5月に建屋が完成し、秋からの供用を見込んでいる。
 1979年に1、2号機の稼動が始まった大飯発電所は、現在、3、4号機を計236万kWの出力で運転している。稼働から40年が経過した1、2号機は新基準により2018年3月に運転が終了しており、今後30年をかけて解体作業に入る。

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