【建築倉庫ミュージアム】実測家・田中裕也氏の展覧会「ガウディをはかる」 6/30まで開催中 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【建築倉庫ミュージアム】実測家・田中裕也氏の展覧会「ガウディをはかる」 6/30まで開催中

 40年以上にわたりスペインでガウディ作品を測り続けている実測家で建築家の田中裕也氏の展覧会「ガウディをはかる」が東京都品川区の建築倉庫ミュージアムで3月27日から始まった。会期は6月30日まで。
 田中氏は1978年にバルセロナにわたり、現在に至るまでガウディ建築の実測図を描き続けている。その実測図と考察をもとにガウディの作品を解き明かす展覧会では、5mを超えるサグラダファミリアの壮大な鐘楼尖塔図や、8年の歳月を費やしたグエル公園の実測図、テレサ学院のアクソメ図など多数の実測図の原図を日本で初めて展示する。また、グエル公園の階段が原寸で再現されており、展示物を測ることでガウディの作品に秘められた視覚矯正や身体的スケールを体験できる。
 3月26日に開かれたレセプションでは、田中氏が、「観た人の感性に響くことで、生活やまちづくりに反映されればうれしい。今後はこれまでの経験を社会に還元していきたい」とあいさつした。入場料は一般3000円、大学生・専門学校生2000円、高校生1000円。午前11時から午後7時まで(毎週月曜日、5月7日から21日まで休館)。

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