【理経・神戸市】危険性理解へ防災研修を実施 VRで臨場感あふれる土砂災害を再現 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【理経・神戸市】危険性理解へ防災研修を実施 VRで臨場感あふれる土砂災害を再現

 理経(東京都新宿区、猪坂哲社長)と神戸市は、参加者がVR(仮想現実)で土石流の様子を体感する防災研修を実施した。神戸市の地域課題解決プロジェクト「Urban Innovation KOBE」の2018年度下半期テーマ「土砂災害VRの実証開発」で採択され、同市と理経で開発したVRプログラムを活用する。

土砂災害VRの開発中画面

 「Urban Innovation KOBE」は、柔軟な発想や優れた技術力を持つスタートアップ・ベンチャー企業と、地域に密着した市職員が協働で、市民の課題解決手法を見いだし、サービスの構築・実証を進める取り組み。神戸市が17年度に開始した。
 今回、理経と神戸市で土砂災害VRを開発。研修参加者は、臨場感ある土石流の様子を体験し、土砂災害の危険性を理解できる。
 VRを使うことで若年・中年層が防災学習に関心を持つきっかけをつくり、没入感や臨場感を味わうことで、参加者に意識改革を促せるとみている。
 参加者の訓練時の行動選択を市の避難対策などにフィードバックできる利点も考えられる。

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