【トプコン】スマートグラスを採用したウェアラブルシステム「杭ナビVision」を発売 作業性25%向上 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【トプコン】スマートグラスを採用したウェアラブルシステム「杭ナビVision」を発売 作業性25%向上

 トプコンは、現場の杭打ち作業を効率化するレイアウトナビゲーター「LN-100(杭ナビ)」用に、スマートグラスを採用したウェアラブルシステム「杭ナビVision」を発売した。スマートグラスに画面が表示され、音声コマンドで直感的かつ迅速に操作できる。LN-100による杭打ち作業と比べ約25%の作業効率向上を実現する。
 システムはウエストユニティス製のスマートグラス「InfoLinker」と、コントローラーとなる専用スマートフォンで構成する。
 杭打ち点への誘導画面や測定した座標値をスマートグラスにリアルタイムで表示し、手元から視線を外さずに作業ができる。 杭打ち点まで1m未満の場合は四角い誘導画面、 10cm未満は丸い誘導画面、3mm未満は緑色と段階ごとにスマートグラスに表示し、素早く正確な誘導を実現する。
 従来のように測定値の記録や次の点の指示などのコントローラー操作が不要のため、プリズムを両手で持ちながら作業が可能。プリズムを正確に素早く移動でき、杭打ち作業のスピードアップにつながる。
 音声コマンドは「クイナビカクニン」で杭打ち点の較差を表示・確認、「クイナビケッテイ」で杭打ち点を決定・記録し、次の杭打ち点への誘導を始める。
 帳票を作成してメールで送るソフトウェア「杭ナビ帳票」を付属する。現場作業の終了後、即時に事務所へ帳票を送れる。
 国内標準価格は、スマートグラス一式や杭ナビVisionをインストールした専用スマートフォンを含めて52万9200円(税込み)。

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