【神奈川建設重機協組】POPかながわ開講 担い手育成・定着に 1つのロールモデルとして発展へ | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【神奈川建設重機協組】POPかながわ開講 担い手育成・定着に 1つのロールモデルとして発展へ

 神奈川建設重機協同組合(内田靖夫理事長)は、厚生労働省担い手育成事業の一環として、中小クレーン会社のオペレーターの育成支援事業「Plus One Program(POPかながわ)」に1月から取り組んでいる。2級建設機械整備技能士の資格取得に向けたOFF-JT訓練などを実施している。
 同組合は、クレーンオペレーターの確保に向けて「かながわクレーン塾」を2015年から実施している。これによって人材確保には一定の成果が出ていることから、入職したクレーンオペレーターの定着と育成に取り組むため、新たに「POPかながわ」を開講した。

エンジンの解体・組み立ての実技訓練を実施した

 OFF-JT訓練は1月から9月まで、毎月1回平日に実施する。3月27日に開催した第3回は、恵比寿機工の協力を受け、同社工場内でエンジンの解体・組み立てや鉄板のガス溶断など2級建設機械整備技能士検定試験に向けた実技訓練を実施した。今後は渋谷駅のような大規模現場の見学や建設機械メーカーの工場見学なども実施する予定だ。
 同事業は建設業振興基金から受託を受けて実施しているもので、第1期となる今回は組合加盟会社7社から計7人が参加している。戸田和吾事務局長は、「繁忙期にもかかわらず事業に参加してくれた7社には感謝している。提供してもらった時間以上のものを各社に返せるよう取り組みたい。今後、担い手育成の1つのロールモデルとして発展させていきたい」と語った。

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