【人が育てるまちに】首都圏最大のまちづくり「幕張ベイパーク」が第1期まちびらき 三井不レジら | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

公式ブログ

【人が育てるまちに】首都圏最大のまちづくり「幕張ベイパーク」が第1期まちびらき 三井不レジら

 三井不動産レジデンシャルなどが幕張新都心若葉住宅地区(千葉市美浜区若葉3-1-18ほか)で進めてきた「幕張ベイパーク」が13日、第1期まちびらきを迎えた。8街区を10年超かけて整備し、開発総面積約17.5haは首都圏最大級を誇る。「New Localism」のコンセプトのもと、米国オレゴン州ポートランドをモデルにミクストユースの思想を取り入れ、働く・住む・学ぶ・遊ぶに加え、健康医療が1つのまちで完結する。

クロスタワー&レジデンス。低層棟と中層棟で 段差を付け、全体の圧迫感を軽減した

 同日の式典で各務徹執行役員千葉支店長は「ハードだけでなく、暮らす人や働く人が主体となってまちを育てることが重要」とあいさつした。来賓の玉田浩一千葉県企業局長は「住む人が愛着と誇りを持ちながら、世代を超えて住みたくなる魅力あふれるまちにしたい」と述べた。
 エリア内の分譲住宅第1弾となるのが「幕張ベイパーククロスタワー&レジデンス」。RC造37階建ての免震タワー棟と8階建てのレジデンス棟で構成する。延べ床面積6万0026㎡、住戸数は497戸。設計施工は熊谷組が担当した。
 建設中の第2弾「幕張ベイパークスカイグランドタワー」も熊谷組が設計施工を手掛ける。RC造48階建て延べ9万5689㎡、住戸数826戸で、2020年12月の完成を目指す。
 1期では、4棟構成の商業施設「イオンスタイル」や、コミュニティー形成を促すエリアマネジメント拠点「クロスポート」などが開業した。
 プロジェクトは三井不動産レジデンシャルを幹事に、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ケ浦興業の7社が事業主体となる。光井純&アソシエーツ建築設計事務所がデザインを監修、事業が完了する29年春には約4500戸、1万人が暮らすまちが誕生する。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら