【豊橋技科大&コベルコ建機】実践的な研究+ユーザ現場主義で 次世代クレーン共同研究講座開設 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【豊橋技科大&コベルコ建機】実践的な研究+ユーザ現場主義で 次世代クレーン共同研究講座開設

 豊橋技術科学大学(大西隆学長)とコベルコ建機(楢木一秀社長)は、同大に「コベルコ建機次世代クレーン共同研究講座」を開設した。同社が製造・販売するクローラークレーンの高機能化と、同大の研究分野の社会実装に向けて連携する。

大西学長(左)と楢木社長

 23日、愛知県豊橋市の同大事務局で開設式を開催。大西学長は「民間企業と共同研究講座を設けるのは本学では初めて。研究とともに高度な技術を持つ人材も育成する」とあいさつした。楢木社長は同大がAI(人工知能)を用いたクレーンの制震など、実践的な研究に取り組んでいることを紹介。その上で「『ユーザ現場主義』を掲げる当社と考えが合致する。世の中に役立つ研究をしたい」と語った。
 同講座は2月に締結した包括協定に基づき、4月1日付で設置した。研究期間は5年間。熟練操作者不足への対応、作業環境の改善などを目的に、クレーン操作の自動化やAI、ビッグデータを活用した技術開発を進め、研究成果を共有する。

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