【原画など150点を展示】34年ぶりシド・ミード展 東京・アーツ千代田3331にて 5/19まで | 建設通信新聞Digital

5月16日 木曜日

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【原画など150点を展示】34年ぶりシド・ミード展 東京・アーツ千代田3331にて 5/19まで

 “ビジュアル・フューチャリスト”として数多くのクリエイターや作品に影響を与えてきた世界的なインダストリアル・デザイナーのシド・ミード氏の個展「SYD MEAD PROGRESSIONS TYO 2109―未来のリハーサル」が東京都千代田区のアーツ千代田3331で、19日まで開催されている。

関係者が見どころを紹介

 国内での個展の開催は34年ぶり3回目。その60年にわたる活動歴の中から約150点の原画などを展示している=写真。
 テクノロジーがもたらすであろう明るく豊かな未来を創造してきたシド・ミードの未来ビジョンを振り返るとともに、東京、世界の新たな未来を夢に描き、さまざまな形で実現していくヒントや希望を与える内容となっている。
 4部構成の展示のうち、「PROGRESSIONS」は、2012年に北米で実施した巡回展をベースに、日本独自の視点で再構築した原画50点に加え、100点を超える作品を追加。ビークルや建物、宇宙などのスケッチや設計図面、イラストレーションなど、アジア初公開の作品も多い。
 「Memories Of The Future Matsui Collection」は、フォード時代直後の初期の作品やUSスティール社のカタログ用に描かれた下絵から完成画を含む“ステップ・バイ・ステップ”と呼ばれる制作工程などを紹介している。
 「The Movie Art Of Syd Mead」は、スタートレックやブレードランナーなど、ハリウッドを代表する巨匠から新人監督までのラブコールに応えてきた輝かしい成果の一端をそろえた。「TYO SPECIAL」は、クライアントの3割以上を占める日本のプロジェクトにフォーカスした最初で最後のセレクションとなっている。
 午前11時から午後8時まで。入場料は一般2000円、大学生。専門学校生以下1000円、小学生以下無料。

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