【戸田建設千葉職長会】日本語確認シールの運用開始 外国人作業員の安全確保を図る | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

公式ブログ

【戸田建設千葉職長会】日本語確認シールの運用開始 外国人作業員の安全確保を図る

 戸田建設千葉支店(大井清司支店長)の千葉職長会(松田宏之会長)は16日、建設現場で働く外国人作業員を対象にヘルメットに日本語確認シールを貼ってもらう取り組みの本格展開を始めた。日本語の理解度に応じて青、黄、赤の3色のデザインを用意した。日本語の理解度を即座に判断できることでコミュニケーションの円滑化を図り、外国人作業員の安全確保につなげる。
 支店の建設現場には最近、技能実習生などの外国人作業員が増えている。
 外国人技能実習生は、日本語実習を受けて日本に派遣されてはいるものの、声をかけても会話ができなかったり、危険だからと注意しても反応がない事態が発生。日本語の理解度不足により安全教育が十分伝わらないことが労働災害の一因になっている。
 職長たちからこうした声が上がっているため今回、青色の「日本語が話せる理解できる」、黄色の「日本語を多少理解できる、多少話せる」赤色の「日本語を理解できない、話せない」の日本語確認シール3種類を用意した。
 一部の現場では既に試行していたが、16日から各現場で本格展開を始めた。まずは運用し、問題点を抽出する考えだ。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら